愛犬の介護が始まると、多くの人が「仕事と介護、どう両立すればいいのだろう」と悩むのではないでしょうか。
介護はいつまでも続くわけではなく、将来を考えればできることなら仕事を続けながら介護をしたい。それが理想に思います。私は45歳。一度仕事を辞めてしまうと再就職は簡単ではありません。
会社によっては休職という選択肢もあると思いますが、「ペットの介護で休職したい」と言うのはなかなか難しそうです
そんな中で、私は退職という選択をしました。
退職を考え始めた昨年末
愛犬は失明し、認知症あり。後ろ脚に力が入らず、思うように移動や姿勢の維持が困難な状態。
仕事中はケージでお留守番です。様子を見守りカメラで確認していました。
仕事へ行く前は眠っていても、1~2時間ほどで目を覚ましてしまいます。その後は長時間ウロウロして再び眠りにつくことが出来なくなっていました。
トイレはマナーベルト着用で尿は問題ありませんでしたが、便をした後に踏んでしまうので色々な所がが汚れてしまいます。
見守りカメラ越しにそんな姿を見るたびに、「大丈夫かな」と心配ばかりが増え・・・仕事が手に付かなくなるようになっていました。

退職につながった要因
- 仕事へ行こうとしたタイミングで下痢をするなど、急な体調変化が増えたこと
- 体の機能低下により、留守番中の心配事が増え続けたこと
- いつ何が起きてもおかしくない病状まで来ていること(体重は1,2㌔まで減少)
- 腎臓病のため水分補給が大切なのに、自分で水を探せなくなったこと
- 夜中の介護で十分に眠れず、自分の体力が限界に近づいていたこと
職場は比較的融通が利く環境でした。
だからこそ、退職を決断するまで本当に悩みました。
私は契約社員でボーナスはなし、仕事は外仕事でハード。
愛犬の介護がなかったとして、この先何年続けられるだろう?と考えた時、私には体力的に厳しいと感じていました。もし体力的に問題なかったらもっと悩んだと思います。
病状が劇的に改善するとは思えなく愛犬ととにかく一緒に居たいという思いで
たくさん悩みましたが、最終的に退職を選びました。
退職して1か月今思うこと
もちろん、お金の不安はあります。
これから先どうやっていこうかと心配になる日も多いです。
それでも、毎日愛犬のそばでお世話ができることに幸せを感じています。時間を気にしなくていいので心にだいぶ余裕ができました。
もし仕事を続けていたら、疲れや焦りからイライラしてしまったかもしれません。そして、そんな自分に落ち込んでいたと思います。
愛犬は体調が急変しやすいため、何かあった時にすぐ対応できることも大きな安心です。

「1日でも長く一緒にいたい」
そんな気持ちで毎日を過ごしています。
こんなにも長い時間を一緒に過ごせる今を、とても幸せに感じていて
退職を選んだこと、全く後悔していません。
ただ、一度仕事を辞めると再就職の大変さもありますし、新しい職場で一からスタートする苦労もあります。
仕事を続ける選択も、退職する選択も、どちらが正解というわけではありません。
どうか飼い主さんとワンちゃんが、そのご家庭に合った形で幸せな時間を過ごせますように。


